2015  7  No.483


寄稿

 地域の宝物としての地域資源でまちづくり

        山口県立大学文化学部長 水谷 由美子


企業紹介(89)
  兵庫ボルト 株式会社


地域ニュース
  山口市が進める湯田温泉のまちづくり

 
 
明 治 維 新 ゆ か り の 地
旧山口藩庁門(山口市)
旧山口藩庁門

現存する堀と石垣

 長州藩は萩藩とも呼ばれ、山陰の萩に藩庁があったことは周知のとおりである。しかし、幕末期 に藩庁は萩から山口に移転し、すでに山口が政治の中心であったことはあまり知られていない。
 藩主毛利敬親は幕末の有事に備え、藩庁を領国の中心部である山口に移すことを決意。文久3年(1863年)、山口政事堂(山口城)の建設に着手した。翌元治元年(1864年)に竣工し、門もこのとき完成する。以来、明治4年(1871年)の廃藩置県まで山口藩庁門として使用された。
 現在では、背後に山口県庁の近代的な庁舎を望み、それらとコントラストをなすように、豪快な風格を備えた城門が佇んでいる。ここを訪ねると、 いまも残る堀や石垣とともに、長州藩が維新へと突き進んだ時代を偲ばせてくれる。